ボストン響(9/24)

初投稿ですが何か。

 

ボストンに短期留学している目的の一つであるボストン交響楽団

BSO(Boston Symphony Orchestra)の略称で親しまれています。

 

9/24から16-17シーズンがスタートするということで、さすがにその日のコンサートのチケットは売り切れてるだろうと思ったら、インターネット曰く

「$100でならあるで」

とのことだったので、日本のプロオケの相場に比べたら遥かに高い値段で聴きに行くことに・・・

 

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BSO Gara Concert

Conducter: Andres Nelsons

Piano: Lang Lang

 

Shostakovich: Festival Overture,opus96

Prokoviev: Piano Concerto No.3, opus26

Mussorgsky: Pictures at An Exibition

 

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*1

 

BSOの本拠地のSymphony Hall(大阪じゃない)のアクセスは、MBTAというマサチューセッツ州の運営している鉄道のGreen Lineの「E」という路線の「Symphony」という駅です。うん、分かりやすい。

B,C,D路線の駅である「Hynes Convention Center」という駅からが、Boston University(留学先)からの乗り換えの都合とか考えると便利ですね。その近くにはNew Berry Streetというボストンの表参道的なとこもあるので、何かといいですよ。

 

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オンライン購入したチケットなどを受け取る窓口ですね。

予約の詳細が書かれたメールを印刷(こちらがオススメ)orスマホ画面提示することで、チケットを受け取れます。

ボストンの要注意事項ですが、パスポートが何をするにも必須です。学生証は身分証にならない!!ここでも「ID見せてや」と言われて、パスポートで身分確認をされました。

 

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いざ会場入り。さすがに興奮しました(笑)

日本の立派なコンサートホールのような図々しい構えと謎のエントランスなどを省いた簡素な作り・・・だがそこがいい!ってやつですね。

ガラコンサートということもあり、クラッシクファンよりもスポンサーの家族であったり富裕層かな?という来客が目立ちました。

 

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【感想】

1. ショスタコ 祝典序曲

個人的に思い入れのある曲(トランペットのファンファーレ後のクラリネットのフレーズは、ソロじゃなくて3本のユニゾンなんだよ。難しいんだよ)で、冒頭のトランペットから顔がにんまりと。休暇明けお疲れ様ですなのか、ファンファーレのTp.2ndあたりの音が一瞬出てなくて、そこだけ音が薄くなりヒヤヒヤとさせられました。

いやぁ、しかし名演でした。

響きにくいように感じたこのホールでの演奏方法を熟知したかのように、管楽器がエネルギッシュに吹くかと思えば、弦楽器はアクティブに体を動かし、音を全身で表現していく。

3Fの両翼の客席にバンダTb.などがセッティングされており、この曲独特の高揚感がどんどん押し寄せる演奏でした。

 

2. ランラン

世界最高峰の中国人ピアニストのピアコン。

ひな壇のないホールなこともあり、ランラン自身からオケメンバーに積極的なコミュニケーションを取っていた。ネルソンスさんはあまりコンチェルトが得意でないのかな・・・?もうランランのための40分でした。

オーボエの1st.で副主席奏者の若尾さんが、この曲の木管泣かせのソロパッセージのコンビネーションを主導して、いいアンサンブルをしていました。スゲェ。

 

3. 展覧会

ネルソンスおじさんの真骨頂が発揮されたというか。数あるプロムナードは派手すぎず重厚感のあるように演奏し、最後のキエフまでオケを暴れさせないようにうまくコントロールしていた。この曲は好きでないのだけど(組曲が好きじゃない)、上手く聴かせるなぁという演奏でした。

 

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拍手・カーテンコールもアメリカ流で長いのなんの(笑)

でも、そうしたくなるほどの演奏とエネルギーをもらえるのだから。

 

College Card という$25払っとけば、BSOが指定するコンサートならタダでいいよカードを手に入れたので、次回はきっとそれで見に行った演奏会のことを書くと思います。

 

ほな。

 

*1:ネルソンスがこんな風に手を広げてる看板が多くあるのを見て、あぁ、と思ったあなたはファザコンです。実物は西武の和田が無精髭ボーボーといったところ